創業60年・昭和レトロな空間がたまらない純喫茶【札幌市】
札幌市内には、昔から愛され通いたくなる魅力がたくさん詰まったレトロな喫茶店が数多くあります。
今回は、東京オリンピックの開催年である1964年に創業した老舗喫茶店の『純喫茶オリンピア』をご紹介します。
昭和レトロな純喫茶
JR札幌駅南口より徒歩約6分、北海道旧本庁舎向かいオフィスビルの地下にある、1964年に誕生した老舗レトロな『純喫茶オリンピア』。
扉を開けると、天井が高く重厚な造り、大きな飴色に輝くシャンデリアが迎え入れてくれます。まるで昭和へタイムスリップしたよう。
7代目のオーナーの菊地さんは現役で活躍するインテリアコーディネーターでもあり、店内の随所に選び抜かれたアンティークな小物や照明等が配されています。
昔ながらの「ナポリタン」(900円)
昔ながらの『ナポリタン』(900円)は、伝統の味わいを残しつつ数種類のケチャップとスパイスで改良を重ねているそう。シンプルながら味わい深く、どこか懐かしさを感じます。
少し甘めのケチャップに絡んだ麺とソーセージ、ピーマン、そのノスタルジーな味わいに、子供の頃の記憶が蘇ります。
オーナーお手製の「苦めカラメル固めプリン」(650円)
天井裏から発見されたヴィンテージガラスの器で提供される、菊地さんお手製の『苦めカラメル固めの自家製プリン』(650円)は、ここでしか食べられないプリンです。じっくりと砂糖を煮詰めてべっこう色に焦がしたカラメルとこっくり固めのプリンは絶品!このプリンを味わうためだけに足を運びたくなるほどです。
人気のクリームソーダ「メロン」
クリームソーダの中でも一番人気の『クリームソーダ(ソーダフロート) メロン』(780円)は、色彩のグラデーションに思わずうっとり。氷は専門店から仕入れ、カチ割り氷をピックで割り使用しています。他にも、レモンやブルーハワイ、イチゴなど計5色の味があります。
裏メニューの『アメジスト』(780円)は、大人シックなパープルに輝く宝石のような美しさです。
また、ペーパーナプキンは全て手織りで、カトラリーも一本一本丁寧に巻かれています。訪れた人がそのナプキンを使い、お店で過ごした感激を時にはバレリーナであったり、ひよこや花を形作って表現し、メッセージを添えてそっと置いて帰ってくれることもあるのだそう。
訪れた人とオーナーとの心温まる交流もさかんな昔ながらの喫茶店です。
「純喫茶オリンピア」の詳細情報
純喫茶オリンピア
住所:北海道札幌市中央区北4条西6丁目1-3 北4条ビル 地下1階
電話番号:011-231-0433
営業時間:10:00~18:00(ランチ11:00~14:00)
定休日:土日・祝日(月に一度土曜営業あり)
【関連記事】小樽で“絶対に行きたい”レトロな喫茶店3選<4月13日は喫茶店の日>
ライターのひとこと
全国各地、また海外にも根強いファンが多い『純喫茶オリンピア』。
60年以上に渡り大切に培われてきた昭和レトロなこの空間をぜひ訪れてみてくださいね。
取材・撮影/丸井 緑子
※この記事は取材時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。
※文中の価格はすべて税込みです。